荒ぶる季節の乙女どもよ。を読んで自分の独白
漫画、とても面白かったけど感想とかじゃないです。
思春期の感情と諸々が追い付かなくて失敗した中学生入りたての頃とか。
幼稚園から小学校低学年ってずっと遊んでた幼馴染の女の子がいた。
幼稚園のときはただひたすら一緒に遊んでた。
途中で越してきた静かな女の子に惹かれて、幼いながら好きになった。
あの感情が好きなのか好奇心なのか今でもわからないけど。
そこで幼馴染の子は君が好きなのに、君はあの子が好きなのって泣いたりされた。
自分の気持ちもわからないのにそんな小さいときに相手の気持ちなんてわかるわけない。
その引っ越してきた子はまた引っ越していった。
仲直りして、また小学校に入って、よくお互いの家で遊んでた。
成長期になって、彼女はすごく発育が早かった。
学年の誰よりも背が伸びて、胸が大きくなって、同級生の男子に茶化されるようになった。
そんな子と遊んでる自分もいつもからかられるわけで、本当に恥ずかしくて。
そのうち自分にも成長期が来て
友達で幼馴染の彼女を、性の対象として見るのがすごく嫌悪感があった。
ずっと好きだったんだって思ったけど、全然話せない。
あっちからはコミュニケーションを取ってくれるのに、無視したりしてた。
それが申し訳なくて、でもまた自己嫌悪になって、なるべく関わらないように努めたりした。
中学生の時の家族と近所の家族の旅行に、ついてきてDSの同じゲームをして、一緒にやろうと言ってくれた。
今考えると本当に申し訳ないことをしてた。
本は読んでたけど、そういう思春期の感情の機微だとか、全然学んでなかった。
お互いに別の大学に行って、全く関わりがなくなってたけど、共通の知り合いにあったときに思い出して、下の感じにLINEを送ってみた。
「好きだったよ」「私も好きだった」、そう返ってきたけど今は何の感情もないって。俺も今更何もないけど。
自分も高校大学ってそれなりに楽しんで、新しい出会いもたくさんあって。でもずっとひっかかってた感情が、ちょっと楽になった。あの時はごめんね。
そういうものだから、と誰か教えてくれればよかったのに。
家庭環境から精神状態から、少し暗かった人生は、最近始まったばかりの人生は、これからが楽しみだ。
正直今も辛いけど。